世界との対話
まるい水平線
椿昇
9/27(金)〜10/6(日)
シンボルプロムナード公園(花の広場)
臨海副都心で出会う、会場限定ブックカバーに包まれた200冊超の本との”対話”
国際展示場駅ロータリーの南側に広がる「花の広場」は、本アートフェスティバルの入口となるメインエリア。「花の広場」では、現代アーティストであり、京都芸術大学教授として若手の育成にも携わる椿昇の作品「まるい水平線」の展示とトークイベントを展開します。展示空間では若手アーティスト松村咲希の描いた高さ4mの巨大フラッグやオリジナルの対話テーブルがひろがります。
さらに会場では、”港町出身の作家”や”港町”を舞台にした書籍作品が限定ブックカバーに包まれた状態で並びます。参加者はブラインド状態の本を手に取り、その内容について家族や友人など誰かと「対話すること」を条件に、持ち帰ることが可能です。またトークイベントでは椿昇も登壇し、その日の「対話」テーマをもとに参加者同士のコミュニケーションを促します。
【アーティストコメント:椿昇】
平和も対話も束の間に幻のように現れることで、数多くの文学や音楽や美術などの生成に貢献してきた。それらは現実という大きな岩山を乗り越える希望を陰に日向に与えてくれるように思う。これが僕の創造力を枯れさせない秘密なのだ。港にまつわる数多くの物語と静かに対話する仲間が夕暮れに集まり、ビール片手にシンドバッドやゴーギャンの出航にまつわる語り部となる姿は微笑ましい。
「まるい水平線」の選書について
「まるい水平線」の下には、223冊の本が設置されています。作品と同じグラフィックのブックカバーが巻かれたこの本は、すべて「港町出身の作家の本」(港町が舞台、港町で書かれたものも含む)。
世界中の港から集まった言葉と対話することができます。
また来場された1日先着17名の方には、1冊ずつお持ち帰りいただけます。
お持ち帰りのルールは、
①持ち帰った後、この本について誰かと対話してください。
②もし可能だったら(後日でも構いませんので)お家の本を持ってきて交換してください。
『まるい水平線』 対話イベント
本作品アーティストと様々な業界を牽引する識者らとの「対話」、本作品を舞台にトークイベントも開催します。
「オープニングスペシャルトーク : アートが部屋にやって来た」
9/27(金) 16:00 ~17:00
出演:椿昇、寺田航平(寺田倉庫(株)代表取締役社長)、薄久保香(画家)、松村咲希(本作品コラボアーティスト)
オープニングイベントは予約不要で、当日そのままご参加いただけます。
「港の読書会 - 座右の書を持って、港に集合」①※事前申込可能
9/28(土)17:00 ~18:30
ファシリテーター:椿昇・倉成英俊
「港の読書会 - 座右の書を持って、港に集合」②※事前申込可能
10/6(日)17:00 ~18:30
ファシリテーター:椿昇・倉成英俊
ゲスト:田丸雅智(ショートショート作家、松山市出身)、榎戸教子(アナウンサー、清水市出身)
港の対話ナイト テーマは『風向き』 ※事前申込可能
10/1(火)18:00 ~20:00
ファシリテーター:椿昇、倉成英俊 ほか
未来への対話「クリエイティブ・ダイアログ」①
9月29日(日)16:00~17:00
アートモデレーター:小池藍
ゲスト:安部敏樹(リディラバ代表)
未来への対話「クリエイティブ・ダイアログ」②
10月5日(土)11:00~12:00
アートモデレーター:小池藍
ゲスト:山峰潤也